キュレーションメディアが観光地の選び方を変える。検索(SEO)が及ぼす消費行動への影響。

LINEで送る
Pocket

旅行したい人や、観光地を探す人は「北海道 観光」や「京都 観光」「沖縄 観光」などでGoogleやYahoo!などから検索するものです。

この検索結果が、今、すごいことになっているのです。

台頭するキュレーションメディア

こちらは「長万部 観光」の検索結果です。アクセスが集中する検索結果の上位を、キュレーションメディアの記事が占めています。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-31-1-08-21

キュレーションメディアとは

キュレーションメディアとは、様々な定義がありますが、「ある特定領域の情報に特化して、引用を駆使したまとめのような記事が多くあるウェブサイト」だと理解していただいてよいと思います。最近CMでよく見かける「MERY」や、「iemo」なども、キュレーションメディアと呼ばれています。

キュレーションメディアがあたえる地域への影響

village-1209270_1280
一見、PRに貢献してくれているサイトがたくさん出てきたようにも見えますが、そうでもありません。

ここが重要なのですが、本件の問題点を一言で説明すると、

「地域の本来の魅力が誤って伝達させる恐れが非常にある」

ということです。

みんなが地域の魅力を発信してくれてると言いたいところですが、本来伝えたい売りや魅力とはずれて発信された記事になっているものも少なくありません。

「長万部 観光」の検索結果の例

長万部町出身の筆者が、「どうしてこれをオススメするのか」と感じた内容が含まれている記事は以下赤字のものです。
(2016年10月31日未明、グーグルのシークレットウィンドウより検索。丸のなかの数字が、検索順位です)

①長万部観光協会
www.osyamanbe-kankou.jp/

‎②長万部観光協会BLOG · ‎長万部観光協会 · ‎長万部町
かにめし – 長万部観光協会
www.osyamanbe-kankou.jp/syoku/syoku.html

③長万部へ観光に行く前に知っておきたい12つの基礎知識 – Find Travel
find-travel.jp › 北海道観光 › 北海道観光 › 長万部観光

④長万部 観光 人気ランキング (北海道)- 旅行のクチコミサイト フォートラベル
4travel.jp › 北海道

⑤長万部町の観光スポット | ようこそ、みなみ北海道へ
www.minami-hokkaido.jp/spot/5

⑥【永久保存版】長万部のおすすめ観光スポット&洞爺湖・ニセコを丸ごと紹介 …
https://jooy.jp › ライフスタイル

⑦長万部まち巡り – 北海道ファンマガジン
https://pucchi.net/hokkaido/manbe/

⑧2016年 長万部町の人気観光スポット ランキング 5選 【定番から穴場まで …
https://www.tripadvisor.jp › アジア › 日本 › 北海道 › 山越郡 › 長万部町

⑨長万部駅周辺の観光スポットランキングTOP10 – じゃらんnet
www.jalan.net/kankou/sta_990153/

⑩長万部観光協会広報室長「まんべくん」 | 北海道Likers
www.hokkaidolikers.com/articles/249

なかにはオススメしたいものもありますが、「なぜこれを?」と疑問に思うコンテンツも記載されているのです。

なぜ誤って伝達させる恐れがあるのか

それは、キュレーションメディアならではの「記事の生産工程」にあります。

business-1031754_1280

キュレーションメディアは、前述のとおり、「ある特定領域の情報に特化して、引用を駆使したまとめのような記事が多くあるウェブサイト」です。

そのため、記事の材料になる情報は、おもにインターネットから探しています。そのようなネットの情報をもとに記事を書いているため、そもそもとしてネットにない町の良さは書かれることはありません。

つまり、ネットで町の魅力を十分に発信していなければ、その情報は参考にされず、ないものとして記事を作成されてしまうのです。

このような理由により、ネットを活用して魅力を存分に発信していない場合、意にそぐわないまとめ記事を生産される恐れがあるのです。

それでもキュレーションメディアが諸悪の根源とも言い切れない理由

しかし、キュレーションメディアが諸悪の根源とも言い切れず、一次情報を提供できていない状況であることも問題だと認識することも必要になっていきます。

繰り返しになりますが、キュレーションメディアは、「ある特定領域の情報に特化して、引用を駆使したまとめのような記事が多くあるウェブサイト」です。

そのため、ネットにない情報であったり、アクセスが難しい情報は、記事としてまとめられる可能性が極端に減少するため、本当に伝えたいことや、これはオススメだと強く思うものがあれば、はっきりと主張して打ち出していくことが大切です。

つまり、逆に言えば、きちんと魅力を発信していれば、魅力があらゆるサイトに掲載され、より多くの人に知ってもらえることにつなげることもできるといえるのです。

mobile-phone-791644_1280

あくまでキュレーションメディアは、既存の情報を読み手にとってわかりやすく、読みやすいカタチで提供しています。その構造に則って情報提供さえできていれば、より多くの人に知ってもらえることにつながるのです。

先手を打っておくことが大切ともいえます。

リマンベからの解決策の提案

このようなメディアが台頭する時代には、広報活動における情報のコントロールが重要になります。

現状で考えられる方法としては、

  • 投稿者に積極的にアプローチして、記事の修正を依頼する
  • 良質なまとめ記事を書いてもらうためにも、良質な一次情報、新鮮な情報ウェブに掲載しておく

などがあるでしょう。

前者のように能動的にアプローチするのもよいですし、予防策として情報を張っておくことが現代的なアプローチにもなります。

情報爆発時代の情報コントロールとは

ipad-820272_1280

地域の主力な産業となる観光も宿泊も飲食も、ウェブが及ぼす影響が非常に大きいものです。昨今では民泊のAirbnbも台頭しています。デジタルテクノロジーが既存の産業構造を大きく変えようとしています。

インターネット時代の地域活性は、従来の方法だけでは衰退を招いてしまうかもしれません。環境の変化、時代の変化に対応すること、適合していくことが重要です。

DMOについてもウェブリテラシー、とりわけSEOなどのデジタルマーケティングの知見が必須な時代になっているのだと思います。

リマンベも、インターネット時代の地域活性を考え、貢献できるように頑張っていきます。

投稿者: remanbe

remanbe(リマンベ)は、インターネット時代の地域活性をテーマとしたデジタルメディアです。2017年は、さらなる展開を図るため、運営メンバーを積極募集中です。詳しくは採用情報ページをご覧ください。

LINEで送る
Pocket